8人に賠償金350万円 高校入試採点ミスで大阪府教委

8人に賠償金350万円 高校入試採点ミスで大阪府教委
産経新聞 2013年8月30日(金)15時17分配信

 今春の大阪府立高入試で採点ミスが相次ぎ、8人が不合格とされた問題で、府教委は30日の教育委員会議で、8人に計約350万円の賠償金を支払うことを明らかにした。

 賠償金に含まれるのは慰謝料のほか、合格していれば支払う必要がなかった私立高の入学金や後期試験の受験料など。府教委によると8人の合意を得ているという。

 今後の再発防止策については、全受験生の答案用紙をコピーし、別々の担当者がそれぞれ採点、点検を行う手法を取り入れることや、小計欄の位置を工夫するなど答案用紙の改善を行うことなどを決めた。

 一方、検討されていたマークシート方式の導入は、業者委託費などの経費負担が膨大▽委託時の情報管理が困難▽中学生がマークシート方式に習熟するには時間が必要−などの理由から見送られた。

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