「子供が喜んでいると…」男性教諭、小学男児にセクハラ行為 神奈川・小田原

「子供が喜んでいると…」男性教諭、小学男児にセクハラ行為 神奈川・小田原
産経新聞 2013.9.24 19:51

 神奈川県小田原市教育委員会は24日、市立小学校の40代の男性教諭が校舎内で、複数の男子児童にセクハラ行為を繰り返していたと発表した。市教委は行き過ぎた行為があったとみて調査しており、報告を受けた県教委が処分を検討している。

 市教委によると、教諭は「子供が喜んでいると思った」と説明している。心身に不調を訴えて自宅療養中という。

 市教委によると、教諭は昨年2月〜今年7月ごろ、男子児童の服の下に手を入れたり、ほおにキスをしたりするなど数十回にわたってセクハラ行為を行っていた。

 教諭が今年7月、男子児童に自宅に泊まりに来るよう声をかけ、不審に思った保護者が学校に相談して発覚した。

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小田原市の小学校教諭、複数の男子児童にわいせつ行為
TBS系(JNN) 2013年9月24日(火)11時51分配信

 深刻な実態があまり知られていない、男の子の性被害のニュースです。神奈川県小田原市で、小学校の男性教諭が複数の男子児童に対して、下半身を触るなどのわいせつな行為を繰り返していたことが分かりました。

 神奈川県小田原市の小学校に足早に集まる保護者の姿がありました。緊急の保護者会が開かれたのです。この小学校に勤める40代の男性教諭が、複数の男子児童に対してわいせつ行為を繰り返していたことが明らかになったのです。

 「わいせつ行為をする教師は問題外。組織としての学校ができているかが問題なので、それが期待できない」(保護者)

 小田原市の教育委員会によりますと、男性教諭は去年2月以降、複数の男子児童に対してキスをしたり下半身を触ったりするなどのわいせつ行為を繰り返していました。

 事実が発覚したきっかけは、教諭が男子児童に自宅に来るよう誘ったことを知り、不安に思った保護者が今年7月、学校に相談したことでした。

 この事態を受け、市の教育委員会も会見を開きました。
 「下半身を触る行為が目的で誘っていると思ったが、(教諭が)そういう意識は全くない。(子どもが)嫌がっている『キャーキャー』言っているのを喜んでいると誤解している部分もあった」(市の教育委員会の会見)

 警察庁によりますと、強姦と強制わいせつ事件は全国で年間4000件以上起きていますが、このうち男の子が被害者になるケースはこの5年間、ほぼ140件前後、全体の3%ほどで推移しています。

 男の子の性被害は統計数字の上では決して多くはありませんが、深刻な実態が見過ごされやすいといいます。

 今月17日には、横浜地裁で複数の男子児童にわいせつな行為をした罪で、少年サッカーチームのコーチだった45歳の男に懲役12年の判決が出されました。被害者は8歳から11歳の男の子。判決は、男がコーチという立場を利用して子どもたちの信頼につけこんだと指摘しました。

 性被害を受けた子どもを支援するNPO「シンクキッズ」の後藤啓二代表理事は、次のように指摘します。

 「(日本では)指導者と生徒の間でのわいせつ行為が多い。周りの大人は、子どもが訴えにくい環境にあることを承知したうえで、少しでもおかしい言動があったらよく聞いてあげるべき」(NPO「シンクキッズ」後藤啓二代表理事)

 複数の男子児童にわいせつ行為を行っていた小田原市の教諭は、現在、体調を崩して自宅療養中だということですが、神奈川県の教育委員会は事実関係を詳しく調べた上で処分を検討するとしています。(24日16:27)

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