体罰研修受けても…大阪府立高バスケ部、顧問が生徒蹴る
朝日新聞デジタル 2013年11月14日(木)19時35分配信
大阪府教委は14日、府立高校の男子バスケットボール部顧問の男性教諭(31)が主将らの尻を蹴るなどしたとして、顧問を1カ月の減給処分にした、と発表した。顧問は、大阪市立桜宮高校のバスケ部で主将だった男子生徒が同部の顧問に暴力を振るわれ、自殺した事件後、元プロ野球投手の桑田真澄さんが講師を務める体罰防止の研修を受けたが、「認識が甘かった」と話しているという。
府教委によると、処分された顧問は7月26日から8月23日の間、バスケ部の練習中、2年の主将がボールを追いかけないなど消極的なプレーを繰り返したとして、尻を計9回蹴り、平手で頭を1回たたくなどした。「大会前で新チームづくりに焦っていた。プレーに集中してほしかった」と府教委に説明した。別の部員に対しても、3月下旬に反抗的な態度を取ったように見えたとして尻を1回蹴るなどしていた。
9月に匿名の通報で発覚。顧問は1カ月間指導を外れたが、被害生徒の保護者らの要望で復帰したという。