中学生を道路に正座させ顔蹴る…柔道指導者処分
2013年12月6日20時15分 読売新聞
全日本柔道連盟(全柔連)は6日、千葉県と神奈川県の男性指導者3人が教え子に暴力を振るったとして、全柔連の会員登録停止1年から3か月の処分にしたと発表した。
全柔連によると、千葉県印西市の道場指導者は、今年9月、男子中学生を道場前の道路に正座させ、顔を蹴って鼻の骨を折ったとして登録停止1年とした。
この指導者は英語も教えており、中学生が真剣に勉強しないことに腹を立てたという。
神奈川県相模原市の道場の2人は昨年秋から冬にかけ、生活態度が悪い中学生の男女3人に平手打ちをしたという。道場の実質的な責任者は登録停止6か月とし、同県警警察官の指導者は同3か月とした。
暴力根絶プロジェクトの責任者を務める全柔連の山下泰裕副会長は、「同じ事が起きないよう、全都道府県の会長らに文書を出したい」と話した。