出産直後に自分の赤ちゃんを雪の中に埋め死亡させた疑いで母親が逮捕されました。 逮捕されたのは、宮城・塩釜市に住む24歳の女・佐藤つなみ容疑者です。 事件が発覚したのは、1月11日の朝。 この日はこの冬一番の強い寒気の影響で、宮城県内は、前日から広い範囲で雪が降っていました。 佐藤容疑者は、この降り積もる雪の中に自宅で出産したばかりの女の子の赤ちゃんを埋め、殺害したとみられています。 警察に通報した男性は、事件当日、下着姿で血まみれの佐藤容疑者を目撃していました。 第一通報者の男性: 赤い血なのか。バケツで赤いのをかぶったのかなみたいな感じで。この寒いのに下着姿の（佐藤容疑者が外に）いた。 事件当日、佐藤容疑者を見たという人の話によると、佐藤容疑者は下着姿のまま赤ちゃんを抱え、自宅脇の階段を下りていった後、下りた先の雪の中に赤ちゃんを埋めたということです。 その後、自宅に戻った男性は、警察に110番。 通報を受けて駆け付けた警察官が現場を調べたところ、雪の中から赤ちゃんを発見。赤ちゃんは病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。 最初に通報した男性は、「何日か前にも車で出かけていくのは見たが、おなかに赤ちゃんがいる感じでは全然思えなかった」と話します。 自宅で赤ちゃんを出産した佐藤容疑者。 その後の取材で、同居する家族たちも「妊娠も出産したことも知らなかった」と話していることが分かりました。 警察の調べに、佐藤容疑者は殺意を否認し、「雪の中に隠しました。当時はパニックになって、そこまで考えられませんでした」と供述しているといいます。 警察は、周囲に出産を隠していたとみて、事件の経緯を詳しく調べています。