東京女子医大の背任事件、元理事長の横暴を“見て見ぬフリ”…「他の理事たち」の法的責任はどこまで問えるか【弁護士解説】

東京女子医大の元理事長が、一級建築士に業務の実態がないにもかかわらず報酬を支払い、約1億2000万円の損害を女子医大に与えた背任罪の容疑で、警視庁捜査二課に逮捕された。 元理事長は「女帝」といわれ絶大な権力をもち、他の理事メンバーは不正を知りながら「見て見ぬふり」をしていたことが指摘されている。東京女子医大も公式コメントを出し、その点を認め、「必要な責任追及を行います」としている。 他の理事たちの「法的責任」とはどのようなものか。また、学校法人内部での法的責任の追及を「内輪でのかばい合い」にせず、実効性をもたせるにはどうすればよいのか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする