JR長野駅前の殺傷事件で逮捕された男の自宅から一般的なサイズと小型の2本の包丁が押収されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは長野市の無職・矢口雄資（やぐち・ゆうすけ）容疑者46歳です。 事件は1月22日の午後8時過ぎ、JR長野駅前で、男女3人が刃物で襲われたもので、いずれも市内に住む49歳の男性会社員が死亡し、2人が重軽傷を負いました。 警察は、矢口容疑者の自宅から証拠品を押収していましたが、このうちの包丁2本が一般的なサイズの家庭用と小型の果物ナイフのようなものだったことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。 また、汚れがついたジャンパーも押収したということです。 警察は汚れが血痕かどうかを含め慎重に鑑定を進めています。 一方、矢口容疑者は調べに対し暗い様子で「わからない」などと話しているということで、警察が動機の解明を進めています。