うその投資話で現金1千万円をだまし取ったとして、尼崎東署は28日、詐欺の疑いで、東京都世田谷区の無職の男(39)を再逮捕した。 再逮捕容疑は2022年1月、当時勤務していた不動産会社の顧客だった尼崎市の無職の男性(63)に、海外銀行の「仕組み債」という金融商品へのうその投資話を持ちかけ、自身の口座に現金1千万円を送金させてだまし取った疑い。「仕組み債の投資に充てずに当時付き合っていた彼女の会社に投資した」と容疑を一部否認しているという。 同署によると、男性は男から「年利回り18%分の配当金が得られ、2年後に元本が償還される」などと伝えられたという。当初は配当があったが、その後連絡が取れなくなり、24年3月に同署に相談した。同署は同様の手法による被害は約60人計約5億6千万円に上るとみて調べている。