トランプ政権誕生から5日が経ちました。議会襲撃事件の被告の恩赦や不法移民の強制退去など、早くもトランプ流社会の実現に向けて、強大な大統領権限がふるわれています。アメリカに来て感じることは、二つの全く異なる世界観があるということです。トランプ再登板に熱狂する人、一方でそれに抗う人を取材しました。 ■政策大転換 トランプ氏復活の日 1月20日、村瀬キャスターが向かったのは、首都・ワシントンDCの中心部にある大型の競技施設。大統領就任式のパブリックビューイングが予定されている場所だ。 村瀬健介キャスター 「就任式まで、まだ4時間以上ありますが、列の先がどこまで続いているのか分からないぐらい、ずっと向こうまで列が続いています」 列に並ぶ支持者 「朝5時半から並んでいます。1時間以上います」 この日の朝の気温はマイナス6度。寒さをしのぐため、毛布に包まりながら列に並ぶ人たちの姿もある。 Q.歴史的な瞬間ですね 母親「本当にね。アメリカを再び偉大にするわよ」 父親「ホワイトハウスに常識が戻って来る」 Q.何に一番、期待しますか? 子ども「ガソリンの値下げ」 母親「治安の確保です。全ての人たちにとっての」 父親「国境の安全。犯罪対策。あとは減税ですね」 歩くこと10分。番組の取材チームも列に加わり会場を目指す。 2時間半後… 村瀬キャスター 「会場の入口まで来ましたが、会場内にはバッグを持ち込めないため皆さんカバンを捨てて、会場の中に入っていきます」 厳重なセキュリティを通過し、会場内に入ると、2万人を収容する観客席はすでに大勢の支持者たちで埋め尽くされていた。 大統領への返り咲きを果たしたトランプ氏の姿を、特別な思いで見つめる男性がいた。 ジョエル・プリティキンさん(19)。ワシントンDCの名門校・アメリカン大学に通う学生だ。 ジョエル・プリティキンさん 「卵1パックで6ドル(約900円)。これがバイデンのアメリカだよ」 大統領選挙直前の2024年10月。番組の取材に「物価高で生活が苦しくなった」と訴えていたプリティキンさん。経済を立て直してほしいという思いで、トランプ氏に一票を投じた。