SNSに出店募集…実は嘘 出店料だまし取った疑い「1つ申し込んだら次々と」被害者語る

イベントへの出店をめぐり、SNS上に虚偽の書き込みをして、出店料をだまし取った疑いで、岐阜県の40代の男が熊本県警に逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、岐阜市の解体業の男(46)です。 警察によると、去年5月、熊本市で開催される花火大会に、キッチンカーの出店を募集する虚偽のSNS投稿。熊本県玉名市に住む50代の男性に3万円を振り込ませ、だまし取った疑いです。 男は「間違いありません」と容疑を認め「何に使ったかは覚えていない。自分のために使った」と話しています。 被害にあった男性は、去年9月、警察に被害届を出していました。 この男性によると、花火大会の前日になっても連絡がとれず、消防局に確認すると、出店のための登録ができていませんでした。 連絡がとれなかったため、急遽自分で必要な届けを出し、出店準備を進めました。しかし、この花火大会だけではなかったといいます。 「こういうイベントがあるけど、出店されてみませんかという話があった。(被害に遭った)お祭りやイベントは5ヵ所ぐらいで、総額35万円ぐらい」 被害者の男性によりますと、他にも出店料を振り込んだと話している人が、熊本県内外で20人以上いるといいます。 「1つ申し込んだら、別の案件をいろいろ紹介されて、次から次に振り込んでいった人が、複数のイベントに振り込んだ人が結構いると思います」 容疑者は、去年11月と今年1月にも別の女性に対する詐欺容疑で逮捕されています。警察は、ほかにも余罪があるとみて調べを進めています。

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