女優の片瀬那奈(43)が8日に放送されたABEMAエンタメ「NO MAKE」に出演。かつて、20年以上所属した事務所を退所した真相を明かした。 片瀬は17歳でモデルデビュー。JJの専属モデル、さらに俳優としてドラマ出演も果たした。その後、数々の作品に出演し、情報番組のMCも務めたが2021年に知人が麻薬取締法違反容疑で逮捕。自身にも薬物疑惑が浮上し、自ら尿検査を受けて潔白を証明した。 所属事務所も退所。当時の心境として「自分の起こした事件ではないけれど、周りの皆さんに凄く迷惑をかけたし、何か犯して自分が反省するっていうんだったら多分耐えられたと思うんです。自分が潔白なところで、今の世間の状況から見ても分かるように、何かが走り出すともうそれになってしまう。私がいくら真実を言ったとて、いろんな取り方もあるでしょうし」と広がる憶測に歯止めがきかない状態だったと回想。 「その時は自分がつらかったとか、悔しくて辞めたいとかじゃなくて。周りとか事務所に迷惑をかけてしまっているのが…人に迷惑がかかってることが一番嫌なんですよ。人生の中で一番嫌なことで。それがつらくて」と事務所に迷惑をかけていることに耐えられなくなり、「引退します!っていうわけじゃなくて、迷惑がかかっている状況を1回ゼロにしたかった」と語った。 2022年12月から会社員としてファッション通販サイトを運営する会社に勤務している。他の社員と同じように週5日出社。社長秘書やプレスルームの管理を始め、Xの投稿は「毎日している」とSNS担当であることも初めて明かした。 「芸能界って与えてもらわないと仕事ができないものなので、次仕事をする時は“自分の意思で自分がやりたいこと”を、ちゃんと自分の気持ちを大事にした仕事をしたいと思った」と会社員の道を選んだ理由を口にし、現在は「めっちゃ幸せ」と充実した表情を浮かべた。 片瀬が勤務する会社の社長は「給料が彼女だけ特別に高いとかいうわけじゃない。40代前半の社員として凄いもらい過ぎているという金額ではない」と、特別扱いはしていないと語った。