盗撮で停職の教諭、元の中学へ復職に保護者反発
読売新聞 2012年5月29日(火)11時2分配信
北海道迷惑防止条例違反(盗撮)事件で逮捕、罰金刑を受け、停職2か月の懲戒処分となった浦河町の町立中学校の男性教諭(48)が勤務先の中学校に復職するとして、同校が保護者説明会を開いたところ、反対意見が相次いだことがわかった。
道教育委員会は、停職処分を受けた教職員が復職する場合、処分前の元の職場に戻るのが原則との立場で、男性教諭は29日に同校に復職する。道教委は今後の対応について、町教育委員会と協議する。
この教諭は昨年12月21日、札幌市中央区の量販店で、買い物中の女子高校生に後ろから近づき、小型カメラでスカート内を盗撮しようとして、同条例違反で現行犯逮捕された。その後、静内簡裁で罰金30万円の略式命令を受け、罰金を支払った。
教諭の刑事処分を受け、道教委は3月28日付で停職2か月の懲戒処分を決定。懲戒処分の決定後も、教諭は退職せず、教職を続ける意向を示したため、同町教委は「博物館や道教委関連団体など、子どもたちと顔を合わせない職場に勤務させてほしい」と要望した。これに対し、道教委は「教員の身分で行政職や博物館の職員をやらせるのは制度上難しい」とし、教諭は同校に復職することになった。
同校は25日夜、保護者説明会を開き、約50人の父母らが参加した。参加した保護者らによると、校長らが復職の経緯などを説明したところ、「子どもたちに社会正義を教えられるのか」などと、復職に反対する意見が相次ぎ、会議は約2時間に及んだという。
教諭の人事権は道教委にあり、今回の道教委の判断に困った町教委では、教諭の勤務方法などについて、「教壇に立たせないなど、生徒の学ぶ環境に影響が出ないよう対策を考えたい」(岡内猛教育長)としている。
道教委担当者は「(事件後に)自ら退職する人も多いため、職場復帰を巡って今回のように、保護者らから異論が出たケースは記憶にない」としながらも、「生徒や保護者が不安を抱いていることを重く受け止めないといけない。町教委の意見を聞きながら対応を協議したい」としている。
——
盗撮で処分…復職の教諭、病欠申し出て出勤せず
読売新聞 2012年5月30日(水)14時50分配信
北海道迷惑防止条例違反(盗撮)で現行犯逮捕され、罰金刑を受けて停職2か月の懲戒処分となった、浦河町の町立中学校の男性教諭(48)は29日、処分前の元の職場に復職したが、出勤はしなかった。
町教育委員会によると、男性教諭は同日朝、町教育長を訪れて病気欠勤を申し出て、町教委は了承した。病欠期間は1週間の予定。
札幌・中央署は21日、女子高生のスカートの中を盗撮しようとしたとして、北海道迷惑防止条例違反の疑いで新冠町北星町、浦河町立浦河第一中教諭、丸谷孝浩容疑者(48)を現行犯逮捕した。