セクハラ総長ヤリたい放題…妻、おバカ発言連発

セクハラ総長ヤリたい放題…妻、おバカ発言連発
ZAKZAK 2007年11月16日

 傘下の大学の女子職員にわいせつ行為をしたとして、福岡県警に逮捕された学校法人「都築総合学園」(福岡市南区)の総長、都築泰寿容疑者(71)は、学内で「将軍様」「ヒトラー」と呼ばれ、美人職員をそろえて教育現場でハーレムさながらの生活を満喫していたという。学園側は15日、都築容疑者を総長、学長から解任したが、妻の仁子(きみこ)氏(61)を後任に据えるなど真の反省の色は見えてこない。

 「総長がセクハラで逮捕されたと聞いても驚きませんよ。何しろ、都築グループは一族によってがっちり支配されており、職員の意見を封じ込めるなど朝飯前。外部にも聞こえてましたが、結局は解雇を恐れて泣き寝入りのようでした」とは地元教育関係者。

 都築容疑者は昨年10月14日午後6時ごろ、学長を務める同県太宰府市の第一福祉大学で、20代前半の女性事務職員をエレベーター内に連れ込み、胸を触るなど暴行した疑いが持たれている。調べに対し、「絶対やっていない」と否認している。

 都築容疑者は、福岡学芸大(現福岡教育大)を卒業後、早大大学院、米国留学などを経て、1968年、父親の褚助(よりすけ)氏が創業した都築グループに入った。褚助氏の死去を経て、88年には理事長に就任。95年から現職として“絶対君主”の地位を確立した。

 99年には九州随一の繁華街といわれる福岡・天神の「岩田屋」の旧館と新館を計315億円で買収。地元財界をアッと言わせた。

 そうした手腕と比例して君主ぶりも増長していく。「全国を視察する際には、何台もの車を連ねて高級ホテルを渡り歩き、玄関には赤絨毯を敷かせた。食事もお付きの人間は、総長が食べ終わるまでは直立不動。学長室に女性職員を呼びつけ、日常的にセクハラ行為をしていたとも聞いています」(前出の教育関係者)。学内をお付きと練り歩き、「大名行列」とも呼ばれていた。

 セクハラ行為は数十人規模に膨らむに恐れもあるという。県警幹部は「過去にも別の職員から相談を受けているし、数人が被害届を出している。退職した職員も含めると、被害者は何人になるか想像もつかない。そうした職員の大半は系列校から採用している。学生時代から美人に目星をつけていたわけだ。しかも、現金を渡して口封じを図るなど、教育者とは思えない悪質ぶりといえる」と話す。

 女子職員の間では、単独で都築容疑者に近づかないことを申し合わせていたが、グループ側も今年4月、女子用の制服をスカートからズボンに変更していた。“ご乱心”の表面化を防ごうとしていた形跡がうかがえる。

 ところが、元スッチーの仁子氏は15日の記者会見で、「(制服変更は)下半身が冷えないようにっていう、お嬢さんたちへの親心から」と述べ、「足を冷やさない運動というか、頭寒足熱。セクハラから逃れるためではありません」とおバカな答弁に終始した。

 夫のセクハラ行為についても、「掌握していない。学内でのセクハラのうわさを聞いたことはあるが、具体的な時期や被害者などは分からない。潔白なら証明してほしいし、事実なら被害者に謝罪してほしい」とまるで他人事のようだった。

 都築容疑者をよく知る地元のマスコミ関係者は「地元では、ダイエーホークスの元オーナー代行とダブらせていますよ。ヤリ手で成果は上げるが、とんでもない裏の顔を持つ。短気で話が通じない。ワンマン宰相の典型でしょう」と話していた。

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