国内で被害が出た「SNS型投資・ロマンス詐欺」に関わったとされるグループを日本とナイジェリアの警察による共同捜査で摘発した、と警察庁が18日発表した。被害金が最終的に流れていた口座の名義人のナイジェリア人11人を同国警察が逮捕。被害金を暗号資産に換える「仲介役」として、日本の警察が国内の日本人9人を組織犯罪処罰法違反(隠匿など)容疑で逮捕・書類送検した。 非対面でだますSNS型投資・ロマンス詐欺では、海外の犯罪グループの関与の疑いが指摘されている。今回は、国内の被害について日本側からの情報提供に基づき海外で容疑者を摘発した初のケースという。警察庁は、日本も標的にした詐欺グループがナイジェリアに存在する可能性があるとみて、海外当局と連携して指示役などの解明を進める。 警察庁によると、今回の事件では、国内の男女14人(当時30~80代)が2022~23年に計約1億5千万円をだまし取られる被害があった。SNSを通じて、宇宙飛行士や軍人、医者などを名乗って被害者に接触し、投資名目などで現金を詐取していた。ロマンス詐欺では、恋愛感情を抱かせ、結婚を前提に日本への移住費用などを名目にしたものもあったという。