唐津工の体罰 男性教諭を減給2カ月処分
佐賀新聞 2009年2月17日
佐賀県教委は17日、1年生の男子生徒20人に体罰を行った唐津工業高校(荒谷博幸校長)の男性教諭(37)を減給10%(2カ月)の懲戒処分にしたと発表した。校長に対しても指導監督責任があるとし、文書で訓告した。
県教職員課によると、男性教諭は2月5日、駐車場にいたところ、3階の教室から「自分をからかうような声がした」として、教室にいた生徒20人のほおを1回ずつ平手でたたいた。けがはなかったという。
男性教諭は県教委に「現場の生徒全員が発言を知っていたはずで、それを隠すような行為を指導するつもりだった」と経緯を説明。過去にも2、3回、こぶしで頭をたたく行為をしたと話しているという。教諭は「公教育に対する生徒や県民の信用を失墜させ、申し訳なく深く反省している」と話しているという。
県教委は今回の事件を受け、13日に臨時校長・教頭会を開き、体罰防止の徹底を指導した。