修学旅行の昼食で教諭飲酒 「事実なし」校長が虚偽報告
2008/11/05 10:30更新 産経新聞
埼玉県立春日部東高校の前教頭(51)と30〜50代の男性教諭3人が昨年10月、修学旅行中の昼食時に飲酒していたことが5日、分かった。当時の校長=定年退職=は4人の飲酒を確認したが、県教育委員会には「飲酒の事実はなかった」と虚偽報告していたことも判明。県教委は4人を処分する方針。
県教委によると、今年2月に県教育長あてに「昼食時に先生がビールを飲んだ」との匿名の投書が届き、県教委は校長に調査を指示。前教頭らは飲酒を認めたが、校長は前教頭に「県教委には飲酒を報告しない」と伝え、前教頭は教諭らに「飲んでいないと言うように」と口止めしたという。今年7月、県教委の再調査に校長は虚偽報告を認めたという。
4人は修学旅行の引率中だった昨年10月18日、大阪市のお好み焼き店での昼食時にビールを飲んだ。