規定違反の下見 中学校長を戒告

規定違反の下見 中学校長を戒告
 2009年03月24日 朝日新聞

 県から配分を受けた予算の枠を超えるのを知りつつ、修学旅行の下見に行ったなどとして、県教委は23日、福島市立中学校の男性校長(60)ら4人を戒告処分にした。

 県教委によると、校長は、県の規定で予算枠を超えて旅費が使えないことを知りながら、男性教諭2人と先月、京都などに修学旅行の下見に行った。校長は「管理上、自分が行く必要があった」と話しているというが、県教委は「下見は教諭1人でも十分だった」と指摘。かかった旅費は1人あたり約6万1千円で、返還させることなども検討するという。

 県北の普通科高校の男性体育科教諭(57)は先月中旬、授業に遅刻した女子生徒2人に対し、尻をたたくように思わせるため、尻を突き出す姿勢を取らせた。県中の町立小学校の女性事務職員(46)は先月、郡山市の女性の乗用車にカッターで計2メートルの傷を付けたという。平工業高で昨年6月、生徒が入学時に出す40人分の誓約書が紛失した問題で、同校の男性事務長(57)も処分された。

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