埼玉県内で2月に立て続けに起きたひったくり事件で、警察は16歳の無職の少年を窃盗の疑いで逮捕・送検しました。 16歳の少年が関与しているとみられるのは2月24日、さいたま市岩槻区で発生した、ひったくり事件。 バイクに乗った2人組が40代の女性が乗る自転車の前かごから、追い抜きざまに食料品などが入った紙袋をひったくり逃走しました。 警察は、現場周辺の防犯カメラの捜査から少年の犯行を特定しました。 埼玉県内では2月24日から26日にかけて、さいたま市や久喜市など6つの市でバイクを使ったひったくり事件が12件発生。 そのうちの1つ、久喜市の事件現場近くに設置された防犯カメラには、事件に関与したとみられるバイクが映っていました。 バイクは画面から消えた直後に犯行に及んだとみられ、やがて来た道をUターン。 続けて、自転車に乗った女性が、逃げるバイクを追いかけながら叫ぶ音声も記録されていました。 警察は、これら残りの事件についても少年が関与している可能性があるとみています。 また、共犯者とみられるもう1人の男については、既に別の事件で逮捕していて、一連のひったくり事件に関与しているとみて調べを進めています。