<看護師国家試験>問題漏えいの元試験委員を告発 厚労省

<看護師国家試験>問題漏えいの元試験委員を告発 厚労省
2009年4月20日19時42分配信 毎日新聞

 厚生労働省は20日、今年の看護師国家試験の問題を事前に学生に教えたとして、JA広島厚生連尾道看護専門学校の宮地浩子・前副校長(48)を、保健師助産師看護師法違反(試験委員の不正行為)容疑で広島県警尾道署に告発した。看護師国家試験の漏えいを巡る刑事告発は初めて。

 厚労省によると、宮地前副校長は問題作成に関与する試験委員の立場を悪用し、2月22日の国家試験前の模擬試験で2回、本番と類似した問題を出し、学内の受験生33人に受けさせた疑い。国家試験の問題240問中72問が類似していたが、受験生は漏えいがあった問題以外の成績が水準に達していたとして、全員合格になった。宮地前副校長は問題発覚後、諭旨解雇処分になった。「合格させたかった」と漏えいを認めているという。

 JA広島厚生連は「漏えいに学校の関与はなかったが、国家試験の信頼性を失われる事態を招いたことを反省し、信頼回復に取り組みたい」とコメントした。【清水健二】

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