女性脅し面会要求 元教頭に有罪判決 大津地裁

女性脅し面会要求 元教頭に有罪判決 大津地裁
iza(イザ!) 2017.3.23 15:29

 女性を脅迫して無理やり面会しようとしたとして、強要未遂罪に問われた滋賀県東近江市立蒲生東小学校の元教頭、有川智章被告(50)=同市八日市東浜町、懲戒免職=に対し、大津地裁の小野裕信裁判官が懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役3年)の有罪判決を言い渡していたことが分かった。判決は22日。

 判決によると、昨年9〜10月に県内のドライブインやホテル付近で見かけた女性4人に対し、男性と一緒にいるのは不倫などと考え、デジタルカメラや携帯電話で動画撮影。指定場所に来るよう脅す紙を女性宅などに置いたが、いずれも未遂に終わった。

 小野裁判官は判決理由で「何ら関係のない女性らの私生活に踏み込んだ上、陰湿な方法で多大な不安や恐怖感を与えており、相当に悪質な犯行」と指摘した。

 一方で、被害者全員と示談が成立していることや、妻が衛星利用測位システム(GPS)付き携帯電話を有川被告に持たせて行動を監視するなどの監督を誓約しているとして、執行猶予を付けた。

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