拓大事務局次長を懲戒免職、付属高「裏口合格」を約束

拓大事務局次長を懲戒免職、付属高「裏口合格」を約束
2009年6月20日11時20分配信 読売新聞

 学校法人「拓殖大学」(東京都文京区)の事務局次長の男性(61)が、付属高の推薦入試で、受験生の親に裏口入学ができるかのような話をしたとして、懲戒免職となっていたことがわかった。

 同大の小倉克彦常務理事は、現金の授受は確認できなかったとした上で、「入試の口利きはありえないのに、期待させる発言で大学の信用を失墜させた」と処分理由を説明している。

 同大によると、事務局次長は昨年10月、拓殖大一高(東京都武蔵村山市)への入学を希望していた都内の女子中学生の親から知人を介して裏口入学の口利きを依頼され、「大学は(合格を)了承している」と語り、合格を約束した。

 ところが、女子中学生は同高の入学基準を満たしていなかったため書類審査で不合格となり、親が同高の校長に苦情を言ったことで問題が発覚した。親側は「200万円払えば合格できると言ったのになぜ不合格なのか」と話したという。

シェアする

フォローする