高校入試:公立高採点ミス 年末めどに防止策−−検討委が初会合 /兵庫
2009年6月16日16時1分配信 毎日新聞
公立高入試の大量採点ミス問題を受けて、原因や採点体制の見直しなどを検討する「再発防止検討委員会」の第1回会合が15日、神戸市であった。委員長に川嶋太津夫・神戸大教授を選任。年末をめどに、再発防止策を県教委に提出する。
ヒューマンエラーに詳しい専門家や県立高校長、教諭、PTA代表と溝口繁美・県教育次長の計7人で構成。
この日は、県高校教育課が実際に採点ミスがあった答案のコピーを例示し、ミスの概要などを説明した。委員からは「入試採点ミスは子どもたちの将来にかかわる大きな問題」「採点にゆとりを持たせる工夫が必要」などの意見が出された。次回は7月に開催予定。
川嶋教授は「議論を重ね、ミスをなくすような実効性のある再発防止策の提言をまとめたい」と話した。【高山梓】
〔神戸版〕
6月16日朝刊