<東北大>自殺男性を指導した元准教授を処分

<東北大>自殺男性を指導した元准教授を処分
2009年7月3日21時49分配信 毎日新聞

 東北大大学院理学研究科の博士課程に在籍していた男性(当時29歳)が昨年8月に自殺した問題で、同大学は3日、男性を指導していた男性元准教授(52)を「停職1月相当」とし、元准教授の監督者にあたる理学研究科長を訓告処分としたと発表した。元准教授は今年5月に自主退職しているため、退職金の減額はしない。

 男性の自殺を巡っては、同大学の調査委員会が今年5月、「独断により2年連続で論文受け取りを拒否するなど、准教授の重大な過失があった」とする報告書を発表していた。

 同大学は3日、副指導教員を学生が希望できるようにするなど6項目の再発防止策も発表した。【鈴木一也】

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