大阪府教育委員会は27日、高槻市内でクレジットカード2枚を盗み、スマートフォン2台(20万円相当)を購入したとして、東大阪市立中学校の外国籍の英語教師を免職処分としました。 ほかに生徒に対する体罰や手当の不正受給で、教頭や講師などあわせて9人が処分されています。 免職処分を受けたのは東大阪市立中学校で英語を教えていた、外国籍のウォン・カー・フェイ教師(26)です。 府教委によりますとウォン教師は2月、プライベートで参加していた高槻市内のバスケットボールサークルの練習会で、コート脇に置かれたジャケットに入っていた財布からクレジットカード2枚を盗みました。 その後、大阪市内でそのカードを利用してあわせて20万円相当のスマートフォン2台を購入したということです。 ウォン教師は2月、この窃盗の疑いで逮捕され、3月には詐欺の疑いで再逮捕されています。 これを受け、府教委は27日付けでウォン教師を免職処分としました。ウォン教師は「株で損失を出し、生活費に困っていた」と話しているということです。 また府立園芸高等学校で去年12月、農芸員の男性(64)が駅から学校への通勤中、ある住宅の前に停められていた自転車からトートバッグを盗んだとして、免職処分を受けました。 府教委は、ほかにも勤務時間を偽装して手当を不正に受給した府立高等学校の教頭など、あわせて8人を処分しています。