家庭環境票34人分を紛失、秦野市立鶴巻小の教諭/神奈川
カナロコ 2012年7月7日(土)0時30分配信
秦野市教育委員会は6日、市立鶴巻小学校(同市鶴巻、府川幸生校長)の50代の女性教諭が、担任を務める4年生クラス34人の家庭環境票を校内で紛失した、と発表した。
市教委によると、家庭環境票には、児童・保護者の氏名、住所、電話番号、緊急連絡先のほか、家族の氏名や職業などが記載され、1冊のファイルにとじられていた。
6月7日午後5時ごろ、職員室で教諭が保護者に電話連絡する際、自席の引き出しにしまっていたはずのファイルがないことに気付いた。教諭は「5日にはファイルがあった」と説明しているという。同校のマニュアルでは、家庭環境票は職員室の金庫か担任の机の引き出しに保管することになっていた。
同校は今月5日に秦野署に紛失届を出し、保護者に経緯を説明、謝罪した。これまでに個人情報の悪用などは確認されていないという。保護者に知らせるまで約1カ月かかったことについて市教委は「校内をくまなく捜すのに時間を要した」と説明している。
内田賢司教育長は「児童・保護者に迷惑を掛け、心からおわびする。二度と起きないよう個人情報の適正管理をより一層徹底したい」とコメントした。