搬送女性の携帯にメール、忘年会の司会のカンペに立腹…消防士ら処分

救急搬送した女性の携帯電話番号を自身のスマートフォンに登録して、食事に誘うメッセージを送ったなどとして、広島県福山地区消防組合は28日、北消防署の男性消防士(28)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とし、発表した。 同組合によると、消防士は昨年8月、救急搬送した女性(当時19歳)の情報を消防局のシステムに入力する際、女性の携帯電話番号を自分のスマホに登録。その後、ショートメールなどで食事に誘うなどのメッセージを送った。 また同組合は、部下にパワーハラスメントをしたとして南消防署の男性消防司令補(49)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。司令補は昨年11月、忘年会で部下がメモを見ながら司会したことに腹を立て、二次会の居酒屋で「忘年会の司会でカンペ読むやつがどこにおるんな」と部下の顔を拳で小突くなどした。 このほか、窃盗容疑で逮捕(後に不起訴処分)されるなどした男性消防士(24)を懲戒免職に、飲酒トラブルを隠そうと虚偽報告した男性消防士長(35)を減給10分の1(6カ月)にした。(矢代正晶)

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