昨年の殺人事件の捜査本部は23件と過去最少 H19年の加古川女児殺害など25件を解決

令和6年に発生した殺人が絡む事件で、都道府県警が刑事部長をトップとして設置した捜査本部は23件だったことが23日、警察庁のまとめで分かった。統計を開始した平成7年以降で最少だった。過去に設置された捜査本部を含め、容疑者を逮捕するなど6年に解決した事件は25件だった。 警察庁によると、23件の都道府県別では、合同捜査本部を含めて警視庁と千葉が4件で最多。埼玉、愛知、滋賀、福岡が各2件、青森など11府県で各1件だった。捜査本部の設置は、平成14年の176件をピークに減少傾向となっている。 25件の発覚から解決までかかった期間は、3年以上が兵庫県加古川市で平成19年に起きた小2女児殺害事件や東京都三鷹市で平成17年に発生した殺人事件など5件。ほかは1カ月未満が9件、半年未満が9件、1年未満が2件だった。

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