“台湾有事”と新たな情報戦 中国発「ニセ情報」と「スパイ工作」の戦い【WBSクロス】

緊張が高まりつつある台湾情勢を伝える連続企画。今回は、台湾有事と新たな情報戦です。既に始まっているとされるその戦いを終えました。 去年の台湾総統選は、対中強硬派の頼清徳氏が勝利しましたが、その裏で中国が世論を操作しようと激しい攻撃を仕掛けていたと言われています。台湾有事は2027年までに起きるとも言われており、今後この動きが活発になるとの予想もあります。 台湾市民向けの防衛に関する講座「黒熊学院」。ここで講師の口から強調されたのが、新たな情報戦と言われる“認知戦”です。 「話したいのは“認知戦”のこと。中国が展開する世論での戦いの分野だ」(講師) 認知戦は人の心理や思考を標的にする、戦争の新しい形態です。例として紹介したのは女性インフルエンサーの動画です。台湾での不正選挙を訴えているのですが、インフルエンサーがセリフを言った後に、不正の証拠とされる映像が流れます。同様の内容を伝える男性インフルエンサーの動画もあります。動画の長さも構成も全く同じです。 偽情報とみられるこうした不自然な投稿。専門家によると、中国政府系の団体が構成と協力金を渡して作らせている認知戦の一部だといいます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする