<東京医大学位謝礼金>受領の教授38人に 調査委報告公表
2009年8月4日21時26分配信 毎日新聞
東京医科大(東京都新宿区)で医学博士の学位論文審査を担当した教授が大学院生らから謝礼として現金を受け取っていた問題で、医科大は4日、第三者で構成する調査委員会がまとめた最終調査報告を公表した。現金を受け取っていた教授は2月の発表より5人多い38人に増えた。伊東洋理事長と下光輝一主任教授の2人を、8月から3カ月間、10分の1の減給処分とした。
調査委は大学の独自調査よりも時期を1年延ばし、05〜08年度に学位審査を担当した教授44人と、学位取得の大学院生ら283人を対象に、記名アンケート形式で実施した。
その結果、退職者を含む38人の教授が、大学院生ら75人から1人あたり3万〜30万円を受け取っていたことが分かった。うち21人は、08年3月に文部科学省が学位審査の透明性確保を求める通知を出した後も受け取っていた。
最終報告は「学位申請者が審査とは関係なく、お礼、慣行として金品を渡してきた」と結論付けた。【松谷譲二】