名古屋・栄で乗用車と歩行者衝突 幼児含む7人けが、70代の女逮捕

1日午後1時ごろ、名古屋市中区栄3丁目の地下鉄栄駅近くで「人が倒れている」と110番通報があった。 愛知県警中署と消防によると、乗用車が歩道に乗り上げ複数人をはねた。幼児から60代の男女7人がけがをして搬送されたが、全員意識はあるという。同署は運転していた70代の女を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。署が詳しい原因を調べている。 現場は名古屋市最大の繁華街・栄で、デパートなどが立ち並ぶ地域。 目撃した男性によると、乗用車が歩道に乗り上げながら信号待ちの人たちに衝突。子連れの女性ら2、3人がはね飛ばされたのが見えたという。 車を運転した女は警察に「事故を起こした人はいますか」と聞かれると、落ち着いた様子で手を上げていたという。男性は「本当にこの人が事故を起こしたのかと驚いた。正直怖かった」と話した。 別の50代の男性は現場で「ドン」という音を聞き、乗用車が信号待ちの人とぶつかるのを目撃した。乗用車にはねられた人のうち数人は、交差点の真ん中くらいまで5メートルほど飛ばされ、頭から血を流して倒れていた。男性が運転していた女に駆け寄りけががないか尋ねると、ハンドルを握ったまま「どうしよう、どうしよう」と動揺した様子だったという。(松島研人、大西英正、石垣明真)

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