【みちのく記念病院”患者間の殺人隠蔽事件”】なぜ死亡診断書を偽造したのか…メディアが報じない「精神医療業界の知られざる本質的問題」

2月14日、青森県八戸市の「みちのく記念病院」元院長の石山隆(61歳)容疑者とその弟の石山哲(60歳)容疑者が、犯人隠避の疑いで逮捕された。 2023年3月、「みちのく記念病院」で患者間の殺人事件が発生。当時院長だった石山隆容疑者と、その弟で被害者の主治医だった石山哲容疑者は、被害者が院内で殺害されていたにもかかわらず、死因を「肺炎」と嘘の記載をした死亡診断書を遺族に渡すなどして、事件の隠蔽を図ったとされている。 隠蔽したとされる殺人事件とは、どのようなものだったのか。地元紙記者が解説する。 「殺人事件が発生したのは2023年3月12日夜。アルコール依存症患者の男(59歳)が相部屋だった認知症患者の男性(当時73歳)の顔面を歯ブラシの柄で何度も突き刺しました。午後11時45分ごろ、看護師がベッドで顔から血を流した被害者に気づき、当時院外にいた主治医の哲容疑者に連絡。哲容疑者からの指示で止血剤などの処方を行なったものの、亡くなりました」

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