福島県内の10代女性を誘拐してわいせつな行為をした上、自殺を手助けしようとしたとして、田村署は3日午前8時35分ごろ、不同意性交等、未成年者誘拐、自殺ほう助未遂の疑いで、福島市永井川字松木下、無職の男(36)を再逮捕した。男は別の男女3人への自殺ほう助などの罪で逮捕、起訴されており、被害者は4人目。連続自殺ほう助事件は、未成年への不同意性交事件へと発展した。 捜査関係者によると、男は交流サイト(SNS)上で自殺をほのめかす人に対し、自殺志願者を装って「一緒に自殺しませんか」などと接触し、自殺を手助けする行為を繰り返していたという。県警は、ほかにも県外に複数の被害者がいる可能性があるとみて他県警と協力し、捜査を進めている。 男の逮捕は3回目。再逮捕容疑は昨年7月1日、自殺しようとしていた当時18歳未満の女性を郡山市で車に乗せて連れ回し、喜多方市の山中でわいせつな行為をした。さらに、自殺の手助けをしようとしたが、女性から自殺をやめたいと伝えられ、未遂となった疑い。 県警捜査1課によると、男は容疑について「間違いがあるので一部否認する」とし、否認の理由は黙秘しているという。 捜査関係者によると男が女性にSNSで接触したのは昨年6月下旬。その後は通信アプリで連絡を取っていた。 事件当日は郡山市で女性と合流し、自身が所有する軽乗用車に乗せて喜多方市に連れて行った。女性が未成年だと知っていたとみられる。 喜多方市の山中でわいせつな行為をした後、準備したテントの中で、七輪の練炭に火を付けた。男はいずれかの時点で自身は自殺しないことを女性に伝えていた。 女性は合流から約10時間後に郡山市で解放され、同日中に郡山署に被害を届け出た。田村署は男が自殺を手助けするようになった動機や目的を調べている。