熊工教諭覚せい剤逮捕:使用の罪、教諭を起訴 /熊本
2009年9月5日16時1分配信 毎日新聞
熊本地検は4日、熊本市健軍、熊本工高教諭、里野寿一容疑者(33)を覚せい剤取締法違反(使用)と住居侵入の罪で起訴した。地検によると、起訴内容を認めているという。
起訴状などによると、8月26日午前1時ごろ、熊本市内のホテルで、覚せい剤を体に注射した▽同日午前10時ごろ、同市のマンションに住む男子大学院生方に無施錠の玄関から侵入したとされる。
また、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた住所不定、無職、中川秀人被告(32)の初公判が4日、熊本地裁(中川正隆裁判長)であった。中川被告は起訴内容を認めた。
起訴状によると、2月16日ごろ、市内の知人アパート宅で覚せい剤を使用したとされる。検察側は冒頭陳述で、被告が18歳から覚せい剤を使用し、28歳から常習するようになったと指摘した。麻薬取締法違反の罪で有罪判決を受け、執行猶予期間中だったという。
中川被告は、里野被告の友人で、熊本工時代は共に野球部に所属していた。中川被告は94年の選抜高校野球にマネジャーで、里野被告は外野手で4番打者として出場し、00〜06年に同校野球部のコーチをしていた。【遠山和宏、大塚拓三】
9月5日朝刊