テレビ朝日系金曜ナイトドラマ枠で4月18日より放送される「魔物」(金曜午後11:15、一部地域を除く)がメインビジュアルを解禁。“許されざる愛”におぼれる麻生久美子と塩野瑛久による2パターンのビジュアルが発表された。 本作は、「梨泰院クラス」で知られる韓国のスタジオ・SLLとテレビ朝日がタッグを組んで制作。すでにある原作をリメークするのではなく、韓国のトップクリエーターによる原案を日本側がシナリオへと昇華。SLLとテレビ朝日のドラマ制作陣が、双方の経験やノウハウ、アセットを持ち寄り、ワンチームとなってのオリジナルドラマ制作となる。 物語は、主人公の弁護士・華陣あやめ(麻生)が、女性団体の理事でもある実業家・最上陽子(神野三鈴)の家の離れに暮らす源夏音(北香那)と知り合うところから幕が開ける。夏音は夫・源凍也(塩野)から愛ゆえの暴力を受けていることを匂わせるが、あやめが対面した凍也はあまりに優しく魅惑的な人物で、危険な香りは毛頭ない。何が真実で何がうそか分からないまま、あやめは彼との許されない恋に堕ちていく――。そんな中、陽子の夫で大学教授の名田奥太郎(佐野史郎)が何者かに殺害される。その容疑者として逮捕されたのは凍也で……。 そんな本作のメインビジュアルは2パターンが用意され、趣の異なる“表”と“裏”として存在。“表”に採用されたのは、あやめと凍也が傘の下で肩を寄せ合い、虹を見上げる叙情的な場面。心の深い部分で孤独を抱える2人が、初めて恋心を感じ合った瞬間“ピュアな恋”を象徴するデザインとなっている。対する“裏”は、2人が激しく求め合う官能的なショットに。凍也との愛にのめりこんでいくあやめの姿を写し出し、本作のテーマでもある“禁断”“欲望”を鮮烈に表現した。 今回のビジュアルを手がけたのは、ドラマ、映画、舞台など数々のエンターテインメント作品のポスターやNetflix配信作品のビジュアルを担当しているグラフィックデザイナー・三堀大介氏。2パターンともこれからはじまるドラマ本編の1シーンを切り取ったもので、「俳優さんは役柄に入りこんでいる時が最も美しい表情をしている」と語る三堀氏が場面スチールを厳選。作品の空気感はそのままに、一瞬で見る者を惹ひきつけるグラフィックへと昇華させている。 また、2パターンメインビジュアルとともに、新たなPR動画も解禁された。先日公開された30秒のティザームービーには「引きこまれる……」「息のんで見ちゃいました」などの声が寄せられているが、新着PR動画は、美しくも危険な香りが漂う本編映像をたっぷり詰めこんだ濃密な120秒。メインビジュアルやPR動画を見て、期待を膨らませながら放送スタートを待とう。