浜松・大学推薦入試調査書改ざん:元校長、公判で無罪主張 懲役2年6月求刑 /静岡
2009年9月17日11時1分配信 毎日新聞
大学の推薦入試で生徒が有利になるよう担任に調査書を改ざんさせ謝礼を受け取ったとして虚偽公文書作成・同行使罪と加重収賄罪に問われた、県立天竜林業高校の元校長、北川好伸被告(61)=浜松市浜北区内野台4=の論告求刑公判が16日、地裁浜松支部(北村和裁判長)であった。検察側は懲役2年6月と追徴金20万円を求刑した。弁護側は無罪を主張した。判決は11月26日に言い渡される。
検察側は論告で「担任らの供述は信用性が高い。教師の社会的信頼を失墜させる悪質な犯行だ」と指摘した。
弁護側は「担任らの供述は大きな食い違いがあり、信用性は低い」と反論。北川被告も「違法な行為はしていない」と訴えた。
起訴状などによると、北川被告は校長だった06年、生徒2人の調査書を担任に改ざんさせ、生徒1人の親族=贈賄罪で罰金刑が確定=から現金計20万円を受け取ったとしている。【小玉沙織】
9月17日朝刊