カンボジア拠点の特殊詐欺首謀者を逮捕 30億円詐取か 羽田空港に移送

カンボジアを拠点にした巨額の特殊詐欺事件で、新たにグループの首謀者とみられる男が羽田空港に移送され逮捕されました。 山口哲哉容疑者(46)は2022年9月、仲間と共謀して大阪市の女性(当時74歳)に医療費の還付金があるなどと嘘の電話をかけて、約30万円を振り込ませたなどの疑いがもたれています。 捜査関係者などによりますと、山口容疑者は関東連合の元メンバーで、カンボジアやベトナムを拠点に特殊詐欺を行っていたグループの首謀者として架け子らに犯行を指示していたとみられています。 グループの摘発後に東南アジアの別の国に逃走した可能性があったことから、埼玉県警などがタイの警察当局に捜査を依頼していました。その後、タイのバンコクで身柄を拘束された山口容疑者は羽田空港に移送され、4月8日夕方、埼玉県警に逮捕されました。カンボジアを拠点とした特殊詐欺事件ではこれまでに30人以上が逮捕されています。 29道府県で総額30億円がだまし取られたとみられ、埼玉県警などの合同捜査本部は山口容疑者の関与についても調べる方針です。(ANNニュース)

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