キャッシュカードなど詐取疑い、ベトナム国籍の男2人逮捕 開設口座を投資詐欺に使用か 神戸

通帳とキャッシュカードをだまし取ったとして、兵庫県警国際捜査課などは8日までに、詐欺の疑いで、ともにベトナム国籍の大学生で、神戸市中央区に住む男(25)と同市兵庫区に住む男(24)を逮捕した。 2人の逮捕容疑は、何者かと共謀し、2024年8月、中央区の金融機関で兵庫区に住む男名義の預金口座の開設を申し込み、通帳とキャッシュカード1枚をだまし取った疑い。 同課の調べに、中央区に住む男は「言いたいことは何もない」と述べ、兵庫区に住む男は「親からの仕送り用口座として開設した。借金の肩代わりとして(中央区に住む男に)通帳を渡した」と容疑を否認している。 同課によると、2人は同じ大学に通う知人で、キャッシュカードと通帳は中央区に住む男の自宅から見つかった。開設口座は、投資詐欺の被害金を振り替える口座の一つとして使われ、関東地方の男性らが投資詐欺でだまし取られた7千万円の一部が入金されていた形跡があるという。 中央区に住む男は、投資詐欺の被害金を引き出したなどとして、詐欺や窃盗の容疑で逮捕、起訴されており、今回で逮捕は3回目となる。同課はこの男が投資詐欺で使用する口座などを用意する「道具屋」とみて、裏付けを進めている。

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