広末涼子容疑者に実施方針 薬物検査とは?専門家が解説「違法薬物と医療用の薬物で分けて考えないと」

覚醒剤や違法薬物の鑑定を20年以上、担当した経験のある法科学研究センターの雨宮正欣所長が9日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に電話出演し、病院の看護師にケガをさせた疑いで逮捕された女優の広末涼子容疑者(44)に対し、実施するとみられる薬物検査について解説した。 静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどしてけがを負わせたとして、静岡県警掛川署は8日午前0時20分ごろ、広末容疑者を傷害の疑いで現行犯逮捕した。新東名高速道路上り線で7日午後、広末容疑者が乗用車を運転中、前を走る大型トレーラーに追突する事故を起こし、搬送先の病院での事件だった。 捜査関係者によると、広末容疑者は事故後、現場で歩き回ったり、立ったり座ったりと落ち着かない様子で、取り調べ中も腰縄を外そうとしたり、大きな声を上げるなど不審な行動があったという。静岡県警では広末容疑者にアルコール検査を実施し、問題はなかった。今後は薬物検査を行う方針だが、実施されたかどうか明らかにされていない。 薬物検査について、雨宮氏は「違法薬物ということと、医療用の薬物で分けて考えないといけない」と前置き。覚醒剤などの違法薬物の検査については、「採尿さえできれば半日くらいで結果が出る」と説明した。 一方で、一般的な医療用の薬物については、結果が出るまでさらに時間がかかるという。「これが医療用の薬物による影響だとすると、そんな簡単なものではないので、処方された記録だったり、データと照らし合わせて結果を出すということになると思う」と述べた。 「その薬物が、処方された記録で何であるか。あくまで一例ですけど、想定されるのは抗うつ薬だったり、こういうものの処方例があるのかどうか」。仮に何らかの薬物の影響が認められた場合にも、2通りの考え方があるという。「薬そのものの作用なのか、その薬が切れたことによる異常行動も考えられるので、さまざまな要素がまだ不明であるということになる」と話すにとどめた。

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