飲酒運転:また教員不祥事 県立高45歳、近く処分へ /大分

飲酒運転:また教員不祥事 県立高45歳、近く処分へ /大分
2009年10月27日16時1分配信 毎日新聞

 県教委は26日、臼杵市にある県立高校の男性教諭(45)が25日に大分自動車道で酒気帯び運転をしたとして近く懲戒処分にすると発表した。教諭は自宅謹慎中で、県教委は停職以上の処分を検討している。
 県教委によると、男性教諭は25日午前9時ごろ、日田市の大分自動車道日田IC付近で、県警高速隊に停車を求められ、飲酒検知された際、呼気1リットル当たり0・48ミリグラムのアルコールが検出されたという。教諭の乗用車がふらついていたため、付近を走っていたドライバーが通報した。
 教諭は大学の同窓会のため、24日午後5時ごろから佐賀市内で約5時間半にわたり、3カ所でビール7〜8杯、焼酎とウイスキーの水割り4杯、日本酒2〜3合を飲んだ。同日午後11時半ごろホテルで就寝し、25日午前6時半から車で帰る途中だった。飲酒検知後、教諭は校長に報告。「大丈夫だと思った。飲酒運転の認識はなかった」などと説明しているという。
 26日会見した小矢文則県教育長は「飲酒運転は社会全体で根絶しようとしている問題。綱紀粛正を徹底するしかない」と謝罪。その後、県立高校長らを対象にした臨時会も開かれ、小矢県教育長が「綱紀粛正の成果が出ていないと言われれば返す言葉がない」などと述べた。
 県教委の今年度の懲戒処分件数は17件。7月、電車内で痴漢行為をした大分市の小学校男性教諭が逮捕され、9月には県立日田林工高の男性教諭が児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕され、いずれも懲戒免職となった。【深津誠】

10月27日朝刊

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