「カード現金化」手法で約85億円貸し付けヤミ金営む 容疑で13人逮捕 警視庁

クレジットカードで商品を購入させた後、商品のキャッシュバック名目で現金を貸し付ける「カード現金化」の手法でヤミ金を営んだとして、警視庁生活経済課は11日までに、出資法違反(超高金利)の疑いで、決済代行会社役員、福井達(さとる)容疑者(45)ら13人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 平成29年~令和6年、約1万7千人に約85億円を貸し付け、利息約25億円を得たとみられる。 同課によると、福井容疑者らはクレジットカードのショッピング枠の現金化をうたう「スペシャルクレジット」など7つのサイトを運営。顧客がサイトから申し込むと、「パワーストーン」と称する天然石をクレジットカードで購入させた上で、顧客の借り入れ希望額をキャッシュバック名目で貸し付け、カード決済額との差額を利息として受け取っていた。利用者は後日、カード会社に購入代金が引き落とされるまでの間、一時的に現金を手にすることができる仕組み。 逮捕容疑は令和6年3~5月、20~50代の5人に、キャッシュバック名目で計約340万円を貸し付け、法定の約14~52倍の利息を受け取ったとしている。

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