大阪府八尾市で、コンクリート詰めにされた女の子の遺体が見つかった事件で、死体遺棄の罪で起訴され殺人の疑いで再逮捕されていた女の子の叔父について、大阪地検は11日、傷害致死の罪に切り替えて起訴しました。 傷害致死の罪で起訴されたのは、大阪市平野区に住む無職の飯森憲幸被告(41)です。 起訴状によりますと、飯森被告は2006年12月下旬ごろから2007年1月上旬ごろまでの間に、自宅で、同居していた姉の娘で当時6歳だった岩本玲奈ちゃんの顔を複数回殴り、背中などを多数回蹴るなどの暴行を加え、死亡させた罪に問われています。 飯森被告は殺人の疑いで逮捕され、これまでの警察の調べに対し、「言うことを聞かなかったので腹が立ち、顔面を何度もビンタしたり、わき腹をローキックしました」などと供述する一方、「殺すつもりはなかった」と殺意については否認していました。 大阪地検は傷害致死の罪に切り替えて起訴した理由について、「捜査の結果、証拠の内容を評価した」としています。 事件をめぐっては、飯森被告と交際相手の柴田朱里被告(36)が共謀して、2024年11月、当時住んでいた大阪府八尾市の自宅から、コンクリート詰めにした玲奈ちゃんの遺体を遺棄した罪で起訴されています。