11日放送のTBS系「ゴゴスマ」(月~金曜・午後1時55分)では、傷害の疑いで逮捕された女優・広末涼子容疑者が裁判所により10日間の勾留を認められたことを報じた。 警察は同容疑者が服用していた薬が事故や事件につながった可能性も含め捜査。10日の広末容疑者の自宅への家宅捜索の容疑が危険運転致傷であることも報じる中、コメンテーターで出演の国際弁護士の清原博氏は「今、広末容疑者には二つの容疑があると思って下さい」と話し出すと「一つは交通事故でこれは危険運転の容疑。もう一つは病院での暴行、傷害の容疑ですね。今、警察はおそらく傷害の方ももちろん調べてるんだけど、交通事故が単なる運転操作ミスのようなものじゃないよと。危険運転というものすごく悪質な運転だったかも知れないという容疑を見ていて。そちらの方を本格的に調べたいと思ってるんですね」と説明。 「やはり薬剤性の譫妄(せんもう)などの状況があった時にはもしかしたら、そこで意識障害があって。意識障害が病院でも続いていて、そこで暴れてケガをさせた時にはもしかしたら障害の方は無罪かも知れない」と続けると「だけど、危険運転の方はそうは行かない。医師の方から『この薬飲んだら運転はやめて下さい。危険だから運転しないで下さい』という注意を受けていたのに、その薬を飲んで運転してしまった時には例えその後に意識障害があって正常に運転できなかったとしても危険性があることが分かって薬を飲んで運転している以上は危険運転致傷罪に問われ得る。今、警察の方では薬の影響で意識障害があって(病院での)傷害の方は罪に問えない状態であったとしても運転という交通事故の方では罪が問えるかも知れない。危険運転の方が量刑が重い。だとしたら、どうも危険運転の方を本格的に捜査したいという狙いがあるように見えます」と推測。 さらに「今、身柄を拘束されている拘留の容疑は病院での暴行なんですね。だとしたら本人への取り調べも病院での出来事に限定すべきなんです。高速道路でどんな運転をしていたのか、サービスエリアでどんな行動をしていたのかは実は病院での暴行とは直接関わりがないから取り調べをすることは難しいんですね」と続けると「拘留期限は最長で19日で切れる。その時に実は危険運転の容疑が高まった時にはその容疑で広末容疑者を再逮捕するという可能性があって。危険運転の方で再逮捕すれば、まさに危険運転の容疑で本人を取り調べることができますから。交通事故がどうして起きたのか。その時、薬飲んだのかとか、どんどん取り調べできますから、おそらく傷害の方の拘留が終わった時にもしかしたら警察は危険運転の容疑で再逮捕する方針を考えていると思います」と話していた。