James Pomfret Jessie Pang [香港 13日 ロイター] – 香港最大の民主派政党である民主党は、13日に開催した特別総会で、党の解散に向けた手続きに着手することを賛成多数で決めた。国家安全保障上の取り締まりが強化される中、中国からの圧力に直面していた。 民主党の幹部はここ数カ月の間、解散しなければ、逮捕を含む深刻な事態に見舞われると中国側から警告されていたという。 民主党は1994年の結党。香港が中国に返還された97年以前から活動してきた。数十年にわたって香港の民主派勢力を束ね、中国に民主化改革を要求してきたが、2019年の民主化デモ以降は、中国による締め付けが強化され、現在は議席を失っている。 羅健熙主席は記者団に、13日の会合で党員のうち9割が、解散手続きを進める権限を党中央委員会に移譲することに同意したと述べた。 解散に関する最終的な投票は数カ月以内に実施する。主席は解散完了時期については明言しなかったが、来年になる可能性があるとした。