阿部寛が主人公を演じる「キャスター」の1話が4月13日に放送。今後が気になるスピード感のある展開に「緊張感漂うスピード展開」や「満足感がすごい」の声が上がっている。 テレビ局の報道番組が舞台の本作は、型破りなキャスターが闇に葬られた真実を追求し悪を裁く物語。主人公でキャスターの進藤壮一を阿部寛、JBNの国定義雄会長を高橋英樹、ニュースゲートの総合演出の崎久保華を永野芽郁、新人ADの本橋悠介を道枝駿佑、サブキャスターの小池を月城かなとが演じている。 ※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。 民放テレビ局JBNの夜の報道番組「ニュースゲート」の新キャスターに、進藤壮一(阿部寛)が就任した。「ニュースゲート」は40年の歴史を誇る看板番組だが、近年は視聴率が低迷。そのテコ入れで、JBNの国定義雄会長(高橋英樹)が公共放送から彼を引き抜いた。 就任初日、「この番組を正すために来た」とスタッフに言い放つ進藤。慣例を破るスタイルを次々と宣言し、番組の総合演出に抜擢されたばかりの崎久保華(永野芽郁)は進藤とベテランスタッフの間で板挟み状態になる。 リニューアル初回の目玉は内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)の生出演。ところが、秘書から急きょキャンセルの連絡が。慌てるスタッフたちをよそに、進藤は新人ADの本橋悠介(道枝駿佑)と国際バレーボール選手権の会場に向かい、羽生本人にキャンセルの理由と贈収賄疑惑との関連を問い詰める。実は贈収賄疑惑は、進藤が密かに追っていたスクープネタだった――というのが1話の展開。 羽生個人の裏金に関する記事をもみ消す代わりに、生放送で党の裏金問題に答えるよう羽生と交渉する進藤。しかし、突然羽生が倒れてしまう。心臓マッサージをしながら、「この手で殺すまでは絶対に死なせないからな」と言う進藤は、羽生が主治医のいない関東医科大学に搬送されたことに疑問を持つ。 ニュースゲートだけが入院先を関東医科大学と突き止めたため、現場から中継したリニューアル後の初回放送の視聴率は上々。スタッフたちも喜ぶ。しかし、進藤が羽生の秘書に絡んだことが原因で病院を出禁になってしまう。その後、羽生はすぐに主治医のいる名慶に転院。 その後、羽生の手術を執刀しイケメンと注目を集めた田辺医師に、違法な人工血管を手術に使用した疑惑が浮上する。進藤はこのままでは独断の犯行にされると田辺に迫り、独占インタビューを入手。そこで、全ては病院長の指示だったことや院長が患者に莫大な手術費用を請求していたこと、人工血管を製造したセルライズ社から莫大な寄付を受け取っていたことが明かされる。 さらに病院長の部屋からの中継で、政治家との癒着の証拠を示そうとするが、書類は無くなっており田辺も警察に逮捕されてしまう。実は羽生の秘書が先回りして書類を回収していた。 その後、崎久保の前任番組で関わっていた男の子が関東医科大学で亡くなっていたことがわかる。AB型Rhマイナスという珍しい血液型で、手術のために血液を集めていたものの、同じ血液型の羽生が運ばれたことで、男の子は亡くなっていた。 男児の無念を白日の元に晒そうと、気合いの入ったVTRを作る崎久保。しかし、本番で流れたVTRは全くの別物だった。実は進藤は羽生と取引をし、VTRを差し替えていた。 官房機密費を受け取っていたとも推測される展開にSNSでは「差し出された官房機密費受け取ったらもうジャーナリストじゃないし、ジャーナリズムを語る主題が全く成立しないよね。後続話で暴いてスクープするのかな?」や「おぉ、進藤キャスター官房機密費を受け取ったのか!?面白くなってきましたね~。これからどうストーリーが進んでいくのか楽しみです」、「こりゃあまたいろいろと考察だな。かなりオモシロカッタ。たぶんあの官房機密費のお金も貰っていないだろうし、この先、裏切りやどんでん返しの展開もあるんだろう。いろいろ考えている時点でこのドラマに引き込まれている自分がいる」などの声が。 また、次々と展開していくストーリーに「緊張感漂うスピード展開にハラハラしました!登場人物がそれぞれ魅力的で今後の関係性などストーリーにどう組み込まれてくるのか楽しみです」や「キャスター中盤までは展開が早すぎてついていくのがやっとだったんだけど、最後の全ての真相を知った進藤と華のシーンが良すぎて、あそこでストーリーがぐっとまとまった感じがあってめちゃくちゃ良かった」、「目まぐるしく変わる展開にドキドキハラハラであっという間だったのに満足感がすごい」などの声が挙がっている。 【第2話あらすじ】 六本木のスポーツバーに警察の捜索が入り、従業員や客が賭博容疑で逮捕された。その場にいた日本バレーボール界のエース・名和(鈴木貴之)とアナウンサーの小池(月城かなと)も任意同行されたとわかり、JBNは大慌て。おまけに騒動を知ったイーストリーム社が国際バレーボール選手権のメインスポンサーを降りると言い出す。そうなれば国際バレーを主催するJBNは大赤字。番組予算に影響も出かねない。 進藤(阿部寛)はイーストリーム社の社長・仁科(宮川一朗太)に会いに行き、名和選手の潔白を明らかにすると言い切る。 そんな中、釈放された小池は進藤の助言に基づき番組内で直接釈明。しかし、進藤が予定外の質問をぶつけたことで、彼女の口から誰も想像していなかった話が飛び出す。そしてスポーツ賭博は思わぬ方向に展開し――。 「キャスター」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。