強制わいせつ:バレー元コーチに懲役1年6月−−地裁 /奈良

強制わいせつ:バレー元コーチに懲役1年6月−−地裁 /奈良
2009年11月18日17時0分配信 毎日新聞

 バレーボールの教え子だった女児2人にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた元コーチで会社役員の末松正照被告(60)=奈良市松陽台1=に対し、奈良地裁(野路正典裁判官)は17日、懲役1年6月(求刑・懲役2年)を言い渡した。野路裁判官は「コーチとして信頼される立場を利用し、卑劣だ。児童らの人格形成に深刻な影響を及ぼすことが考えられる」と述べた。
 判決によると、末松被告は地域のクラブ活動でバレーを指導。昨年5月11日午後5時ごろ、斑鳩町で駐車中の乗用車内で、当時10歳と11歳だった女子児童2人の体を触るなど、わいせつな行為をした。弁護側は、わいせつな行為はしておらず、女児らの証言は信用できないとして無罪を主張したが、野路裁判官は「児童らは体験者でしか語れない内容を子供らしく素直に話している」などとして退けた。【高瀬浩平】

11月18日朝刊

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