横断歩道を渡っていた小学生が車にはねられ重体となる事故があった鳥取市内の現場で、14日、緊急点検が行われ、横断歩道があるとわかりやすく示すことなど事故防止対策を進めることになりました。 鳥取市松並町の県道交差点では、3月31日の夕方、横断歩道を渡っていた男子小学生が左から来た乗用車にはねられ重体となる事故がありました。 鳥取警察署が呼び掛けた緊急点検には、地元の自治会や小学校、道路管路者の鳥取県などが参加し、横断歩道があることをドライバーにわかりやすく知らせる工夫が必要などと意見を述べました。 近くに信号が設置されている関係で現場の交差点に信号はなく、擦れている横断歩道の塗装を塗り直すこと、文字の表示やカラー舗装で横断歩道があると示すことなどを、今後対策として検討していくことになりました。 鳥取警察署 竹矢秀雄交通第一課長 「カラー舗装したりだとか、『横断歩道あり』という表示が事前に運転者にわかるように、対策をできる範囲でしていきたいと思います。」 警察は、信号機のない横断歩道で歩行者がいる場合には必ず一旦停止するという交通ルールの徹底についても働きかけていくことにしています。 なお、この事故を起こし過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されていた鳥取県伯耆町上野の無職の男(74)は、その後今月3日夕方にも安来市で高校生(15)が運転する自転車と衝突する事故を起こし、ひき逃げの疑いで逮捕されています。