広末涼子容疑者 薬物疑惑は晴れたが…〝シラフ〟での事故で芸能界からの引退危機に直面

交通事故、傷害事件を起こした女優の広末涼子容疑者(44)が静岡県警の薬物検査を受け、本鑑定の結果、薬物が検出されなかったことが15日、明らかになった。違法薬物の疑いは晴れたが、〝シラフ〟で事故、事件を起こした可能性が浮き彫りになり、芸能界からの引退危機に直面しそうだ。 結果はシロだった。 広末容疑者は交通事故、傷害事件を巡り、異様な言動が見られたため、静岡県警の任意の薬物検査を受けた。覚醒剤など違法薬物は検出されず、県警は服用した薬の影響を視野に詳細な本鑑定を実施。その結果、違法薬物や睡眠薬などの薬も検出されなかった。 クスリの疑惑は晴れたが、これは違法薬物の影響がない状態で事故、事件を起こしたことを意味する。ドラマや映画の制作サイドとしては起用するリスクが非常に高い。業界からは引退危機に直面したとの声が多い。 テレビ局関係者は「本鑑定の結果がクロであれば事故、事件は違法薬物の影響だと推認される。シロであれば〝シラフ〟で事故、事件を起こした可能性が浮上する。いずれの結果が出ても、広末容疑者が厳しい立場にあることに変わりはなかった」と指摘する。 広末容疑者は7日、クルマを運転し、新東名高速道路を走行して途中、寄った浜松サービスエリアで異様な言動を見せたとされる。再び新東名を走行し、静岡・掛川市のトンネル内で大型トレーラーに追突。搬送された島田市の病院内で30代女性看護師に声を上げ、蹴るなどしてケガさせたとして傷害容疑で県警に現行犯逮捕されていた。 女優活動と並行し、歌手活動も本格化させるはずだったが、厳しくなった。 日本最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」に出演者としてではなくお忍びで訪れて楽しむほど、大の音楽好き。「Mr.Children」は無名時代からファンで、ボーカルの桜井和寿を崇拝している。 歌詞へのこだわりも強く、ミスチルの好きな楽曲の歌詞は丸暗記しているほど。自身は楽曲「向日葵」「あのつくことば。」「大人にならないように」(いずれも1999年)で作詞した。 前所属事務所の方針もあって一時、歌手活動を控えたが、昨年2月に退所して歌手活動が本格化しようとしていた。 同年12月、都内でライブを開催。ライブは実に25年ぶりだった。今年3月には台湾での音楽フェスに出演し、ヒット曲「大スキ!」(97年)などを披露。今後は自らが作詞した楽曲を歌うことを視野に入れていたとされる。 「広末さんは心境を書き留めることを日課にしていました。10代のころから酸いも甘いも経験し、それを踏まえて今後は自身の思いを歌詞としてつづった楽曲を発表したい意向があったそうです。音楽仲間からも応援されていた。近い将来、『作詞 広末涼子』の楽曲を歌う日がくるはずでしたが…」(レコード会社関係者) 世間を騒がせる問題を起こし、自分の首を絞める形になった。6月に大分市で開催される音楽イベントに出演予定だったが、事故、事件後に主催者から「諸般の事情」で中止が発表された。 今月15日には、30代女性看護師との間で示談に向けた調整が進められていることが判明。示談が成立すれば、静岡県警浜松西署から釈放される。

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