看護師にけがをさせた疑いで逮捕された俳優の広末涼子(44)が16日朝、勾留されていた静岡県の浜松西署から釈放された。これを受け、広末の所属事務所「R.H」が同日、公式サイトに謝罪コメントを発表し、広末の薬物関与について否定した。 広末は8日、静岡県島田市の病院で看護師に暴行しけがをさせた疑いで逮捕、送検されていた。同事務所は「このたび、広末涼子の勾留が解除されましたことをご報告申し上げます」とし、「本件の被害者の方々に対し、心より深くお詫び申し上げます。また、関係者の皆さまにも、ご心痛、ご負担をおかかけしたことを真摯に受け止め、誠実に責任を果たしてまいります」と謝罪した。 広末は事故前に高速道路のサービスエリアで大声を上げたり、逮捕後の取り調べでコミュニケーションがうまく取れないなど、精神的に不安定な面が見られた。 これについて同事務所は「本件に関連し、広末涼子は検査に協力し、正式な鑑定結果においてアルコールや違法薬物は一切検出されておりません。家宅捜査においても薬物が押収されたという事実はございません。本人は、過去を含め、薬物に一切関与しておりません」と強調。「広末涼子本人は、被害者をはじめ多くの方々に多大な迷惑と混乱を与えてしまったことをを大変申し訳なく思っており、深く反省しております」と様子を伝えた。 また「本人には、精神的に不安定な状態がみられたこともあり、今後は適切な医療機関にて診断を受けた上で、医師の指導のもと、慎重に治療と健康回復に努めてまいります。つきましては、本人および家族、関係者への直接的な取材や接触は、回復の妨げとなる可能性がございますため、何卒ご理解とご配慮を賜りますようお願い申し上げます」と呼びかけた。 「最後に、ファンの皆さまにおかれましては、ファンクラブや公式ホームページを通じて寄せていただいた温かいメッセージに、心より御礼申し上げます。皆さまからのお言葉は、関係者一同にとっても大きな支えとなっております」と感謝。今後については「本人の体調と状況を見極めながら、慎重に対応を進めてまいります」としている。