熱中症で剣道部員死亡、救護遅れた顧問の教諭を停職 大分・竹田市

熱中症で剣道部員死亡、救護遅れた顧問の教諭を停職 大分・竹田市
2009.12.28 19:26 産経新聞

 大分県竹田市の県立竹田高校で8月、剣道部員の男子生徒=当時(17)=が部活動中に熱中症で倒れ死亡した事故で、県教育委員会は28日、生徒に体罰を加えた上、体調不良に気付かず救護措置が遅れたとして、顧問の男性教諭(47)を停職6カ月の懲戒処分にした。一緒に指導していた副顧問の男性教諭(42)も停職2カ月。

 県教委などによると、顧問は8月22日、同校の剣道場で、休憩や水分補給をさせないまま約1時間半にわたり練習させ、ふらつく生徒に「演技だろう」と言って腰をけった。壁にぶつかり倒れ込んだ生徒のほおを数回平手打ちした。

 その後も生徒の意識はもうろうとしたままで、飲ませた水を吐くなどしたため、ようやく変調に気付き119番したが、生徒は搬送先の病院で熱中症による急性心不全などで死亡した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする