立命大、准教授を懲戒処分 女子院生との不適切関係で
2010年1月22日23時19分配信 京都新聞
立命館大は22日、大学院経営管理研究科の30代の男性准教授を、同研究科の女子院生と不適切な関係を持って教育環境を悪化させたとして、同日から停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。
大学によると、准教授は既婚者で2008年7月から9月にかけて、自らの講義を受講していた女子院生と親しくなって性的関係を結んだ。その後、関係が悪化し、昨年5月に女子院生が「適切な成績評価が下されるのか不安だ」などと大学に相談、大学は昨年9月から准教授を授業の担当から外していた。
立命大は、教職員を対象にハラスメント(嫌がらせ)防止のための研修会を定期的に実施していたが、昨年11月にセクシュアルハラスメント行為で男性教授を諭旨解職処分にしたほか、調査中の男性教授が依願退職した。
中村正・常務理事は「事態を重く受け止めている。教職員の倫理的な責任を明確にするための行動指針を年度内に策定し、学生が安心して学べる環境作りを徹底する」としている。